2012年3月から始まる療養生活の直前、名古屋のジャズ・クラブ “THE WIZ” で行われたソロ・ライブの記録です。
何の準備も無く、最後かもしれないと思って挑んだこのステージの記録が、1996年から16年間続けてきたソロ活動の集大成ともいえる作品となりました。
その間ずっと私の最大の理解者の一人でいつづけて下さった「スターダスト」のママ、益田順子さんに、そして私の写真を撮り続けてきてくれた、ZINZINこと井上仁さんに、この作品を捧げます。
この作品の発表をきっかけに、また新しく未来に向かって今を生きる音を表現し続けていきたいと思っています。
池田篤
PROFILE
1963年横浜生まれ。国立音楽大学器楽科卒。在学中より同窓の椎名豊(p)五十嵐一生(tp)と活動を始め、山下洋輔(p)のグループなどに参加した。85年、山野ビッグバンド・コンテストで優秀ソリスト賞受賞。90年渡米。マーカス・ベルグレイヴ(tp)との共演を通じて多大な影響を受けた。95年帰国し『Everybody’s Music』(King Records) を発表。03年より辛島文雄(p)のグループに参加。04年、ソロ・サックス・アルバム『かはたれとき』(Objet Cafe) 05年、細川正彦(p)とのデュオ・アルバム『Interlude』(CMS)を発表。06年、ニューヨークで開催された IAJE (国際ジャズ教育協会) に小曽根真(p)& No Name Horsesの一員として参加。同年秋、 ジェイ・トーマス(tp)小濱安浩(ts)と共に日米混合バンド The East West Allianceを結成し、シアトルで開催された Earshot Jazz Festival に出演、レコーディングし『The East West Alliance』(CUG Records) を発表。10年、新宿 PIT INN でのライブ・アルバム『Here We Are』(Pit Inn Music) を発表。著作に、『The Jazz道 アドリブの扉、アドリブの極意』(Yamaha Music Media)。国立音楽大学ジャズ専修准教授、ルーツ音楽院講師。
Release : 2013/3/6
CUG Records / RKCU2611
定価¥2,000(税込価格)